ガソリンの価格高騰を受け、長野県が生活困窮世帯に配布している5000円分のガソリン券について、今月末に締め切りが迫る中で、申請があったのは対象の5割にとどまっていることがわかりました。

長野県地域福祉課 町田雅乃さん:「6月末現在なんですけど、申請が1万500件、ガソリン券を発送したのが9000件」


ガソリン券は、県が補正予算を組んで希望する生活困窮世帯に対し、5000円分を配布するものです。

期間は2月28日から今月末まで。

対象は、おととし(令和5年)か去年(令和6年)の年収が200万円未満の世帯などとなっています。



県によりますと、対象となる想定は2万世帯分ですが、先月末時点で申し込みがあったのは1万500件で全体のおよそ5割にとどまっています。


申請が始まった3月にはおよそ5100件の申し込みがありましたが、先月は1500件ほどになっています。

その理由について県は…。

長野県地域福祉課 町田雅乃さん:「何を添付書類で送ればいいのというお声をいただいております。ご案内を見ていただくと字が多くてというところはあると思うんですけど」

県では、ガソリン券の配布の周知が足りていないことや、申請を案内する文字が多いことから、難しく感じる人がいるのではないかとしています。


長野県地域福祉課 町田雅乃さん:「幅広くみなさんに使っていただきたい中で、皆さんにぜひ知っていただいてご申請いただければ」

ガソリン券の申請に必要な書類は・申請書・住民票・所得を証明する書類・車検証などの写しの4種類。

申請書はホームぺージでダウンロードでき、住民票や所得関係の書類は市町村窓口のほか、コンビニでも取ることができます。

申し込みは郵送だけでなくオンラインでの手続きも多くなっているということです。