約900グラムのノックバットを振り続け…

入善の部員は1・2年生だけです。この夏は校内から助っ人を依頼し、単独で出場します。
チームが目指す「公式戦2勝」のため、重さ900グラムに近い木製のノックバットを振り続けてきました。軽々と、狙い通りのコースへノックを打ち続けます。
入善 女子マネージャー窪田綾乃さん(3年)
「その日に目標とすることを自分の中で決めて、ゴロを打つ時に上に上がらないように、しっかり叩く。ベース際とか。取れなさそうなのを取ってくれるのがうれしい」
外野にノックする際はマウンド近くまで前に出ますが、フライもお手の物です。
窪田さんへの球出しは、もう一人の3年マネージャー白鳥美海さんが担当します。

3年生の選手がいない中、幾度となく2人がグラウンドで選手を引っ張ってきました。
籅谷監督は窪田さんたちが入部してからまだ一度も公式戦での勝利がないため、最後の夏はチームの一員として達成感を味わってほしいと、内野と外野すべてのノックを任せることにしたといいます。
入善 船屋琥太郎主将(3年)
「チームに必要不可欠という存在です。自分たちのプレーでマネージャーさん達に感動してもらえたらなと思ってます」
入善 女子マネージャー白鳥美海さん(3年)
「ノックの時間は限られた時間なので、やっぱ打つタイミングとかあると思うので、そこを崩さないようにしっかり渡していきたいと思います」
まずは初戦突破へ。
女子マネージャーが連携プレーからのフルスイングで選手へ勝利を託します。
入善 女子マネージャー窪田綾乃さん(3年)
「選手の緊張ほぐして選手が試合でいいプレーをしてくれること願ってます。チーム目標の「雑草魂」公式戦2勝をめざして頑張って欲しいです」
入善の初戦は11日、国際大付属と対戦します。