去年7月9日。
出雲市では7月の観測史上最大となる12時間雨量211.5ミリの大雨を記録。

市街地と日御碕地区をつなぐ唯一の道路、県道29号が崩落し地区の住民と観光客が、一時、孤立状態となりました。

日御碕地区自治協会 加地崇志 会長
「迂回路がないという状況の中で、いつ車が通れるようになるのかという非常に不安感は持っていた」

県道復旧の見通しが立たない中、迂回路が設置されましたが、徒歩のみ、緊急車両のみ、住民の車両のみと、整備は段階的で大型バスなどすべての車両が通行可能になったのは、道路崩落から5ヵ月以上経った去年12月末でした。

夏の観光ハイシーズン直前に起きた災害。
日御碕の観光業者は大きな打撃を受けました。

日御碕土産品店組合 花房芳政 組合長
「民宿さんの方が相当な被害を受けた。(迂回路が)通行できるようになっても民宿や宿泊の方は、急に予約が取れる訳でもなし、大変だったと思う」