なかでも記憶に深く刻まれているのが加治木空襲です。

終戦の4日前の昭和20年8月11日。現在の姶良市加治木町を襲った加治木空襲。学生を含む26人が犠牲となり、2895人が被災しました。30分ほどの間に町の7割以上が焼けたとされています。

有馬さんの自宅に被害はありませんでしたが、自宅近くの帖佐駅から見えた光景を絵に残しています。

(有馬昭人さん・89)
「ここから走っていって眺めた、わずか9歳でも大人と同じような感覚。もっと近くから見たいと思った、実際に行けたはずがない、まだ燃えている途中だから」

「昭和の初め頃の街並みが燃えた。戦争さえなければこんなこともないのに」