県の裁量の余地があることは私の判断…

富山県 新田八朗 知事
「私どもは法律や憲法に従って行政を執行していく立場であります。地方自治法においてはですね、我々、普通地方公共団体は、住民の福祉を増進する目的で、その利用に供するための施設、公の施設を設けるものとするということ。それから、これは正当な理由がない限り、住民が公の施設を利用することを拒んではならないということも書いてあります。それから、住民が公の施設を利用することについて、不当な差別的取り扱いをしてはならないということも書いてあります。それから、憲法には、表現の自由、その一つとして、集会の自由というものも保障されています。これらに鑑みて、許可をしている」

記者
「新田知事もコンプライアンス上の問題がある団体であるという認識は、示されてると思うんですが、今回の貸し出しについては、そういったことは、検討の段階で気にされたのか、特に問題ないという判断だったのか、その辺の認識を教えてください」

富山県 新田八朗 知事
「コンプライアンス上の問題がある団体とは、お付き合いはしませんよということは、申し上げ続けているところでございます。それはですね、あくまで、県の裁量の余地があることについては、やはり私の判断でそのようなコンプライアンス上の問題のある組織や団体とは付き合わないということはできますが、今回のこの件は、法に照らしたら、これは我々としては承認する事項でありますので、今回は承認したということでございます」