◆「入浴」38℃~40℃

高松医師に乾燥から肌を守る注意点を聞きました。まずは入浴。寒くなると体を温めようと
少し熱めの風呂に長く入ってしまいますが、これだと乾燥から肌を守る皮脂が溶けてしまいます。湯船に入るのは38℃から40℃のお湯で15分以内に済ませましょう。

そして、顔や体を洗うときは強くこすらず、石鹸をよく泡立て手でなでるように、やさしく洗い流すことが大切です。入浴後は、肌に水分が残っているうちに保湿することがポイントで、クリームなどを肌の表面がテカテカするくらいたっぷりと塗るほか、加湿器を利用するなどして部屋の湿度を50%から60%に保つことも重要だそうです。

高松紘子院長「日頃からのお手入れがやっぱり大事かなぁと思うんですね。乾燥して辛くなってからでは、なかなか市販の薬では対応が難しくなってくるので、入浴の方法であるとか湿度の調整とか保湿剤を上手に利用して、悪化する前からの準備が大事かなと思います」

◆乾燥対策「肌着も大切」

化粧品メーカーの「花王」が実施した調査によると、「冬の保湿ケアをしているつもりなのに肌の乾燥を繰り返しがち」と答えた人が8割以上という結果が出ています。

高松医師によると、肌の乾燥を防ぐために大切なのは「日頃の習慣」で、お風呂上がりや手洗いの後は必ずクリームを塗るなど、保湿対策を心がけてほしいと話していました。


そして、水分の保持能力が高い、綿などの天然繊維の肌着を身につけることも大切だと高松医師は話しています。