8日、鳥取県伯耆町役場が所持する公用車1台が、車検が切れた状態で使用されていたことが判明しました。

伯耆町によりますと、車検が切れていたのは、伯耆町役場が所持する公用車1台です。

7日午後2時頃、オイル交換のため町内にある自動車整備工場に車を持ち込んだところ、車検の満了日は今年6月2日で、35日間車検切れの状態だったことが発覚したということです。

このうち18日間使用していて、伯耆町内の利用者の自宅から鳥取県西部地区の医療機関に通院する外出支援サービスのため、24人が利用していたことが分かっています。また走行距離は1002キロで、この期間事故や違反などはありませんでした。

その後、所持している95台の公用車についても車検の確認を行いましたが、対象車両以外に同様の事案はなかったということです。

公用車の管理を行っている担当者が、年度初めに車両満了日の確認を行う際、該当車両の確認を怠っていたことが原因だということです。

発覚後、伯耆町は中国運輸局鳥取運輸支局と黒坂警察署に報告し、利用者に対して電話で謝罪しました。

この事態を受け、伯耆町長は「今後は車両管理の見直しと再発防止策を徹底し、同様のことが起きないよう全庁的なチェック体制の強化を図る」とコメントしています。