世界経済を揺さぶるトランプ関税。8日、トランプ大統領から日本への“手紙”が公表されました。中身は、当初の相互関税を超える25%という衝撃の税率でした。

“トランプ関税”で給料下がり、物価上がる可能性?

井上貴博キャスター:
そもそも同盟国に対して手紙1枚で通告してくるというやり方自体が、上から目線で失礼なやり方だと感じました。

トランプ大統領としては、アメリカファーストで自国に製造業を取り戻したいということなのだと思いますが、日本への影響などはどうみていますか。

TBS報道局 経済部 竹岡建介 記者:
給料は下がり、物価は上がる可能性があります。

SMBC日興証券の調査によると、給料の原資になる今年度の企業の利益は、上場企業で大体、前年度のマイナス6%と予想されています。

そうなると、早ければ冬のボーナスが減る可能性もあります。さらにその先、来年の春闘の賃上げにも水を差してしまう可能性があります。

物価に関しては、トランプ関税が長引くと円安が進行するのではないかという市場の見方もあります。そうなると、輸入している食材や物の値段が上がるため、いずれにしても日本の家計に対して、大きな影響を及ぼすと考えられます。

出水麻衣キャスター:
この辺りを心配しているそうですね。

俳優・タレント 大和田美帆さん:
ただでさえ物価がどんどん上がっていて「どうしよう」というときに、より良くない状況になっていってますよね。

普通のことで言うと、スーパーに週に何回か行く中で、普段も金額を見て結構高くなっているという実感があります。おコメやいろいろな食料品がどんどん上がってしまったら、どうなってしまうのだろうと不安です。