今後は被災地・能登を題材にした能の制作も検討

辰巳大二郎さん「オモシロおかしく説明するウチに段々溶け込んで来て、能ってそこまで難しくないんだなっていうことを子どもも大人にも感じて頂けたかなと思います」
木谷哲也さん「鎮魂ですとか、あとは天下太平ですとか、そういう考えが根本にある芸能ですので」「その思いをまた更に大事に思いながら自分自身もこの能楽の道を研鑽していきたいと思いますし、その思いをまた地元の皆さんにもお伝えしていければうれしいなと思います」千手院の再生に携わり、今回のワークショップを企画した「NPO法人チーム能登食いしん坊」の森本敬一さんは。

NPO法人チーム能登食いしん坊代表・森本敬一さん「お面とか装束とか、そういう物に直接触れさせて頂いてすごく貴重な体験が出来た事、それも皆さん凄く喜んでくれた。色んな事がありましたけどそれを乗り越えて、こういうものを受け入れて、またこれを明日からの元気の糧になるなということで、本当に自己満足ですけれど本当にやって良かったなと思っています」
700年以上、災害や戦火を乗り越えてきた伝統文化の能。
今後は、地震や豪雨に直面した能登を題材に新作の能の制作も検討されているということです。