「陸に対して平行に泳ぐ」

11日の野蒜海岸は、比較的、離岸流の規模は小さかったということです。それでも気づけばわずか5分ほどで砂浜から30メートルほどの位置まで流されました。

後藤舜アナウンサー:
「ちょっと沖に出ると流されているほとんど感覚はない気づけば岸がどんどん離れていた怖いと思った」

宮城海上保安部交通課 笠原司課長:
「離岸流は決まった方向、沖に流れるので陸に向かって平行に泳げば離岸流の流れから逃れられるので落ち着いて行動してほしい」

11日は、海難事故を想定した救助の訓練も行われ海水浴場での事故に備えていました。

強い離岸流に巻き込まれるとオリンピックの水泳選手でも離岸流の中、岸に戻るのは難しいということです。宮城海上保安部は、どの海岸でも起こりえる現象なので巻き込まれても慌てずに行動し、救助が必要な場合は1人ではなく複数人で協力して救助してほしいと呼びかけています。