「チームで同じミッションを遂行する」海上保安庁の仕事

さらにパイロットと機動救難士の間に入り、チームの息を合わせる重要な役割も担っています。

北九州航空基地 機動救難隊 濱田洋弥隊長
「逐一言わなくてもしっかりコミュニケーションがとれる状態で活動できるのが理想です。きょうの訓練も、非常に優秀なホイストマンがいてくれました」

北九州航空基地 航空整備士 西村信之介さん
「パイロットだったり、私たち整備士、通信、機動救難士、プラス船の方たちが一緒になって同じミッションを遂行していくのが海上保安庁の面白さ。国民の皆様のお役に立てるような海上保安官になりたい」

高まる”尖閣リスク” 「航空整備士」の育成が急務

海上保安庁によると、尖閣諸島周辺の警備などを行うためヘリコプターや飛行機の配備を進めていて、2016年度から2027年度までに36機増やす計画です。(無人機含む)

これに伴い、整備士の需要も高まっています。

しかし北九州航空基地では今年5月時点で、整備士の数が定員54人に対し35人と、足りていません。整備士の育成が急務になっています。