海難事故などの現場に急行する海上保安庁の隊員たち。救助には、パイロット、機動救難士など多くの隊員がかかわっています。中でも、機体の整備に加え、整備した機体に乗り込み、海に降りていく機動救難士をサポートするのが「航空整備士」です。わずかなミスも許されない厳しい現場で、海の安全を守るために奮闘する32歳の隊員に密着しました。
海上保安庁・北九州航空基地

6月17日、海上保安庁北九州航空基地で、豪雨で孤立した集落から住民を救出する想定の訓練が実施されました。
「降下準備よし、リペリング降下、降下中」

上空15メートルでホバリングしたヘリコプターから、ロープを使って勢いよく地面に降りる機動救難士たち。

ヘリコプターの着陸が難しい時に地上に降りるための「リペリング降下」と呼ばれる手法です。