修復が続いている宮城県大崎市鳴子温泉の高さ6メートルある巨大こけしに14日、落下した頭の部分を胴体に設置する作業が行われました。

大崎市鳴子温泉の「岩下こけし資料館」には14日午前、巨大こけしの頭部を載せたトラックが到着しました。


今年2月、2体ある巨大こけしのうち、1体の頭部が落下しました。雪の重みが原因と見られています。

14日は、7日に仙台市内の業者に持ち込まれ補強された直径およそ2メートルある頭部が吊り上げられ、元あった胴体の上に設置されました。


クラウドファンディングで募った修復費用は452人から目標金額の100万を大きく上回るおよそ500万円が寄せられました。

岩下こけし資料館 遊佐妙子さん:
「感無量。こけしも心なしか笑っているように思える。鳴子の伝統こけしを守った姿でよみがえってもらいたい」


およそ9か月ぶりに元の姿となった巨大こけし。今後、顔や模様が塗装され、11月下旬には、2体そろってお色直しした姿でお披露目される予定です。