夏の岩手大会の注目校をシリーズで紹介する「白球を追う」。最終回は、春の県大会で優勝を果たし、4年ぶりの甲子園を目指す盛岡大附属です。

春の県大会決勝で延長にもつれ込む熱戦を制して8年ぶりの優勝を果たした、私立の強豪・盛岡大附属。
そのチームの投手陣の軸となるのがエースの若林真大投手。

3年生としてチームを引っ張る若林投手には、今も忘れられない光景があります。
2年生エースとして、夏の大会の決勝で9回160球を超える粘投を見せましたが、あと一歩およばず1点差で花巻東に敗れました。

(若林真大投手)
「7月25日の決勝のマウンドは2年生で自分しか立っていない。今でも忘れられないくらい厳しくて、毎日悔やんでいる。今年の自分たちの代で、強い盛岡大附属を作るっていうのが義務だと思うし、責任を感じている」
夏の雪辱を誓う若林投手の武器は、伸びのあるストレートと気迫を全面に出した投球です。
春の県大会準決勝では先発登板し、チームの勝利に貢献しました。
(若林真大選手)
「自分のマウンドの表情を見てほしくて、関口監督からピッチャーっていうのはマウンドという一番高いところに登る。そのマウンド姿がよければチームも強いといってもらえた。その立ち姿で盛岡大附属を勝たせたい」