広島県内一のスイカの産地・尾道市因島で、出荷が本格化しています。
尾道市因島では、温暖な気候を生かして19軒の農家がスイカを栽培しています。
先月末にはじまった出荷が本格化していて、この日も選果場には大玉の「縞無双」や、小玉の「ひとりじめBonBon」が持ち込まれました。

核家族化が進み、大玉は食べきれないことや冷蔵庫に入らないことなどから、今は小玉が消費の主流になってきているそうです。
職員はひとつひとつを手でたたいて実のつまり具合や完熟度を判断して、選別していきました。
ことしは春先の低温で生育が遅れ気味でしたが、梅雨時期にまとまった雨が降ったのと、その後の日照時間が長かったことから、遅れを取り戻して例年並みの出来に仕上がっているそうです。
JA尾道市因島営農センター 宮本龍一主任「たいへんおいしいスイカに仕上がっています。ぜひご賞味ください」

因島のスイカの出荷は今月末まで続き、約130tが、おもに広島県内の市場に届けられます。