ここからは今月3日に公示された参議院選挙関連のニュースを続けてお伝えします。選挙戦に入り最初の週末、岩手選挙区の候補者が有権者に訴えたこととは?
5日と6日の4人の動きを追いました。
(吉田博信氏)
「お待たせしました。すみません」

諸派で新人の吉田博信氏は6日、公示日以来3日ぶりに居住地の東京から選挙区に入り、盛岡駅前で街頭演説を行いました。

(吉田博信氏)
「一番は国民の知る権利を守る。これは今申し上げました2つ目は減税です」
運動に協力してくれる若者のボランティアも2人集まり、ビラ配りを行いながら知名度の向上を図ります。

(横沢高徳氏)
「生産者の皆さんが自信と誇りを持って農業を続けられる。消費者が安心、安全、安価な食料を手に入れられる」

立憲民主党の現職横沢高徳氏は5日、花巻市の商業施設で街頭演説を行いました。
新たな直接支払制度の導入を柱とする農業政策や物価高騰対策などについて訴え、支持者一人一人と握手を交わしました。

(及川泰輔氏)
「今の国政で働いている政治家の皆さんは、私のような一庶民、一国民を向いた政治を行っていないのではないかと」

参政党新人の及川泰輔氏は、5日矢巾町内を遊説し庶民目線に立った政治家が求められていると街頭で支持を呼びかけました。
既成政党とは異なる新たな選択肢として、参政党の存在感を有権者にアピールです。

自民党元職の平野達男氏は、6日盛岡市中太田で個人演説会に臨みました。
盛岡での個人演説会は、選挙期間中この1回のみの予定で、集まったおよそ60人の支持者とともに、議席奪還へ結束を誓いました。

(平野達男氏)
「農業は岩手県の基幹産業でございます。林業もそうでございます。漁業もそうでございます。一次産業はぜひとも平野達男にお任せください」
選挙戦最初の週末、4陣営は人が多く集まる盛岡やその周辺での活動が目立ちました。
17日間の選挙戦はまだ序盤。どのように有権者の心をつかみ、得票につなげるか?
今後の動きが注目されます。