6日まで行われた陸上日本一を決める日本陸上選手権で、東邦銀行陸上部の井戸アビゲイル風果選手が女子100メートルと200メートルの2冠を達成しました。

東京・国立競技場で5日に行われた日本陸上選手権の女子100メートル。東邦銀行陸上部の井戸アビゲイル風果選手(24)が決勝に挑みました。

井戸アビゲイル風果選手・今年6月

井戸選手は、岐阜県美濃加茂市出身。ジャマイカ系イギリス人の父と、日本人の母を持つハーフで、去年から東邦銀行陸上部に所属しています。5レーンの井戸選手は長いストライドを生かしてぐんぐんと加速!11秒45の1着でフィニッシュ!女子100メートルに、初めての出場で初優勝を果たしました。

さらに、6日に行われた女子200メートル決勝。井戸選手の本職は200メートルです。好スタートを切った井戸選手。先頭で直線を迎えると、最後まで他の選手を寄せ付けない圧巻の走り!23秒18の歴代5位の好記録で、100メートルとの2冠を達成し、スプリント界の新星誕生をアピールしました!

井戸アビゲイル風果選手「やっとここまで来れたなって気持ちです。自分の音だけを意識して、最後まで走り切ることができたのかなと思っています。(Q.自分の音、どういった音?)ぐいぐいぐいって行ってトントントントンって行く感じです」

「福島から世界を目指す」井戸選手。今年9月に東京で行われる世界陸上出場へ向けて一歩前進しました。

井戸アビゲイル風果選手・今年6月