新興国でつくるBRICSの首脳会議が開幕され、加盟国イランに対する軍事攻撃を非難する「リオデジャネイロ宣言」が採択されました。

BRICSの首脳会議は6日から2日間の日程で、ブラジルのリオデジャネイロで開かれています。中国やロシアなどに加えて、グローバルサウスの国々から代表が出席し、初日に共同宣言を採択しました。

宣言には加盟国イランに対する軍事攻撃を非難する内容が盛り込まれましたが、アメリカやイスラエルの名指しは避けました。

また、ロシアによるウクライナ侵攻について、ロシアの攻撃には触れない一方、ウクライナ側からの攻撃を具体的に批判していて、ロシアなどの加盟国の意向を反映した内容となっています。

そのほか、アメリカのトランプ政権の対応を念頭に、一方的な関税措置に対する深刻な懸念を表明しました。