気象庁はきょう(5日)、鹿児島県十島村の悪石島で震度5強を観測した地震についての記者会見の中で、「7月5日に日本で大きな災難が起きる」という趣旨の予言が広まっていることにも触れ、「地震が起きたとしても全くの偶然で科学的根拠はない」として、予言の内容を全面的に否定しました。
きょう午前、鹿児島県十島村の悪石島で震度5強を観測した地震について、気象庁は緊急記者会見を行いましたが、その中で漫画の描写をきっかけに「7月5日に日本で大きな災難が起きる」という趣旨の予言が広まっていることにも触れました。
気象庁 地震火山部地震津波監視課 海老田綾貴 課長
「漫画の予言についてですが、現在の科学的知見では、日時・場所・規模を特定した地震予知というのは困難です。ですので、地震が偶然に発生したとしても、科学的根拠のあるものではありません」
気象庁・地震津波監視課の海老田綾貴課長は、こう述べた上で、地震に関する具体的なデータを示して次のように説明しました。
気象庁 地震火山部地震津波監視課 海老田綾貴 課長
「日本では震度1以上の地震というのは、1年間で大体2000回ぐらい発生します。多いときには、例えば2016年ですけれど、6587回震度1以上の地震が発生している。ということは、多いときは1日10回以上、どこかで震度1以上の地震が日本で発生するということですので、予言を行っているとたまたま当たるときはあります。問題は因果関係があるかですけれど、因果関係はありません。ですので、そのような科学的根拠のない情報には、少なくとも、今このテレビをご覧になられてる方には、そのような考えを持たないようにですね、科学的知見に基づいて判断してほしいですし、私達は知っていることはお伝えをしていますし、わからないことはわからないと言いますので、ぜひですね、最新の情報に接するようにお願いをしたいと思います」
気象庁は予言と地震との関連について、「広まっているのはデマであり、地震が起きたとしても全くの偶然」として、日本ではいつでも地震が起きる可能性があるとして、日頃からの地震への備えをするよう呼びかけています。
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