きのう3日、震度6弱の地震があった十島村の悪石島について、島外への避難を希望した13人を乗せた定期船が、先ほど、鹿児島市に到着しました。鹿児島港から中継です。
鹿児島港フェリー乗り場です。島民たちが島を出ておよそ12時間が経った午後6時前にフェリーが到着し、キャリーケースなどの荷物をもった島民らが船から続々と降りてきました。
島民たちの様子は、連日の地震と長時間移動の影響もあり疲れが見える一方で、船から起りてきた人同士ですこし会話をする様子も見え、リラックスした表情ものぞかせていました。
同じ船に乗っていた取材班によりますと、避難者は連日の地震で寝不足と話していたということで、船での移動中には毛布を頭から被り、横になって寝ている人の姿もあったということです。
一方で、子どもたちは安堵の表情でお菓子を食べたり、談笑したりする姿も見られたということです。
先ほど鹿児島に降り立った避難者の声です。
(悪石島から避難した 有川美香さん)
「ゆっくり落ち着きたい」
「地震がずっと続くのが不安で、大きいのが来るのかと思うと本当に不安」
「島に残っている人のことを思うと、早くおさまってほしい」
悪石島からは、0歳から80歳の8世帯13人が避難しました。親戚の家や村が用意したホテルなどで1週間程度、避難生活を送るということです。