本格的な夏の到来、海水浴のシーズンがやってきました。大分市の人気スポットといえば田ノ浦ビーチ。ちょっと沖に出ると、そこには神秘的な海中の世界が広がっていました。
7月1日に海開きがあった大分市の田ノ浦ビーチ。シーズンには家族連れなどでにぎわいます。

八尋記者:
「田ノ浦ビーチで一味違う海の魅力を体感するためダイビングに挑戦します」
交通アクセスが良い田ノ浦ビーチ周辺は、県内有数のダイビングポイントでもあります。
最初に出迎えてくれたのはコブダイ。体長およそ70センチで、人を恐がらずにダイバーのすぐそばまで寄ってきてくれます。

また、砂と擬態するカサゴ、海藻に産みつけられたアオリイカの卵も見受けられました。
この時期だけの特別な光景にも遭遇しました。視界一面に広がるミズクラゲの群れ。ゆらゆらと漂いながら、潮の流れに乗って群れを成します。専門家によりますと、プランクトンが増える時期のため、エサを求めて一時的にとどまっているとみられます。

大分ダイビングサービスSEDNA 堤崇亘代表:
「田ノ浦ビーチは独特な環境で、皆さんに海に親しんでほしいです」
多くの生き物に出会える海中の世界。そこには私たちにとって身近なビーチの新しい魅力があふれていました。