鳥取市の砂の美術館で開催中の「砂で世界旅行・日本」に、新たな砂像が加わります。
テーマは「日本の妖怪」。
現在制作中の作品が、4日、報道陣に公開されました。
砂の美術館で現在開催中の第16期展示「砂で世界旅行・日本」。
神話の世界から現代に至るまでの日本の歴史を体感でき、4月の開幕からすでに11万人以上が訪れています。
安松裕一 記者
「新たな作品は、ここ展望広場に設置されていて、制作過程が公開されています」
新たな砂像のテーマは「日本の妖怪」です。
砂の美術館の総合プロデューサー・茶圓勝彦さんが手掛けていて、鳥取県境港市出身の漫画家水木しげるさんの作品「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる「がしゃどくろ」や「一反木綿」など、8体の妖怪たちを砂像で表現。
水木作品の妖怪については、鳥取県立美術館で7月19日から企画展が始まることもあって、相乗効果を狙います。
砂の美術館 総合プロデューサー 茶圓勝彦さん
「ポスターになっているデザインを元にして私のほうで立体的に表現しやすいような形で構成させてもらいました。自分なりの彫刻家なりの解釈が入って立体的に見せなくてはならないということがあり、その違いを見ていただくというのも1つのポイント」
砂像の大きさは、高さ3.6メートル、幅7.2メートル、使用する砂は約140トンと大迫力です。
制作を見学した人
「ここまでのクオリティで作り上げられることに感心しちゃいますね」
砂の美術館 総合プロデューサー 茶圓勝彦さん
「テーマが妖怪ですから、みなさんが見て、わっと驚くようなであるとか、怖いなと思うようなそういう気持ちにさせられるようなものになったらいいのかなと思い制作しています」
砂像「日本の妖怪」は、7月11日に完成する予定です。