各党の第一声で訴えた“キーワード”は?

田んぼを背に、第一声に臨んだ立憲民主党の野田代表は、「コメ価格高騰」や「農業政策」などを中心に訴え、物価高対策についての公約を主張しました。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「コメ以外もみんな高いと皆さん思いませんか、食料品。高すぎですよね。でも何にもやってないでしょ、石破政権。無策でしょ。我々は、食料品にかかる消費税を、今8%かかっていますが、0%にしようと思います」

「社会保険料」の制度改革に重点を置いたのは、日本維新の会・吉村代表です。
日本維新の会 吉村洋文 代表
「給料から天引きされるもの、一番多いのは実は社会保険料です。社会保険料を下げる改革。これは今の人口減少高齢化社会の中で、絶対に必要な本質的な問題だと思ってます。これをやらさせてください」

共産党は、「消費税」や「減税」といった言葉を多用し、国民の「暮らし」に言及していたことがわかります。
共産党 田村智子 委員長
「消費税の廃止を目指し、緊急に5%への減税を掲げています。その財源は儲かっている大企業と富裕層に応分の負担を」

国民民主党は、「変える」「増やす」「支える」など、何をやるかを強調しました。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「現役世代から豊かになろう。手取りを増やす、投資を増やす、教育予算を増やす。この3本の矢で、日本のGDPを10年間で1000兆円にしたいと思います」
そのほかの政党も、それぞれ党独自の重点政策を訴えました。

れいわ新選組 山本太郎 代表
「今すぐ消費税廃止。消費税を廃止すれば、あなたの使えるお金は平均的な世帯で1年間30万円です。国民を見ろと、この国に生きている人々を見ろというような勢力を拡大する以外ありません」

参政党 神谷宗幣 代表
「今回の選挙の訴え、キャッチコピーは日本人ファーストです。希望がないから子供を授かることすら躊躇してしまっている。そんな日本を変えたい、それが日本人ファーストに込めた思いです」

社民党 福島みずほ 党首
「防衛予算だけは、うなぎ登り。ミサイルよりコメを、ミサイルより暮らしを、ミサイルより平和を」

日本保守党 百田尚樹 代表
「この30年間ほとんど平均給与が上がってないというのは、これは政治の無策以外の何物でもありません。日本人は世界で最高の民族です」