先月21日以降、1000回を超える地震が続いていた鹿児島県トカラ列島。きょう、震度6弱の地震がありました。鹿児島県十島村の発表によりますと、悪石島島民の一時的な島の外への避難を検討するということです。

きょう午後4時13分ごろ、鹿児島県十島村の悪石島で、震度6弱の地震が発生しました。震源地はトカラ列島の近海で、地震の規模を示すマグニチュードは5.5と推定されています。

この地震によって、最大震度6弱を悪石島で観測しました。このほか、震度3を小宝島、震度2を奄美市などで観測しています。津波の心配はありません。

トカラ列島の近海を震源とした震度1以上の地震は、きょう午後4時現在で、先月21日から合わせて1030回、観測しています。

「寝てたけども、もう揺れで怖い。もうずっと(地震が)続いて揺れてるから、夜中も…(地震に)なってるじゃないですか」

きのうも夜明け前から大きな揺れが…

「みんな寝不足です。終わりが見えなくて、子どもだけでも避難させるかどうか、検討していかないといけないかも」

避難所にもなっている島唯一の学校です。

悪石島学園 當房芳朗 校長
「(揺れが)今まで私は一番強いかなと思ったんですけど、学校の周りを見て回ったが、体育館の移動式の黒板が傾いたくらい」

避難が本格的に検討されているという情報が入りましたが、昼夜を問わず頻発する地震に疲労の声が聞かれました。