夏野菜に異変

大分市公設地方卸売市場でも、早すぎる梅雨明けが今後ピークを迎える夏野菜の入荷に影響しそうです。

ビニールハウス内の気温がすでに例年を上回っており、ハウス栽培のトマトやキュウリでは生育障害が出ています。この影響で、7月下旬からは価格が1割ほど上昇すると見込まれています。

さらに、露地栽培のナスやピーマンについても、生育障害が発生するおそれがあるといいます。

市場野菜部 亀山幸次統括部長:
「梅雨明けが早い分には特に問題ないと思うんですけど、気温の関係で7月末あたりから品目によっては、非常に高くなるものが出るだろうと心配しています」

さらに肥料代や輸送費など、さまざまなコストが上昇しているため、価格に転嫁せざるを得ない状況が続くとみられています。

一方、小売店のHIヒロセ・スーパーコンボ元町店では、麺類が売り上げを伸ばしていて、それに伴って調味料の売れ行きが例年の3倍以上に上っています。

HIヒロセ吉村洋司さん:
「暑い時でもさっぱり食べられる食品として、そうめんが売れています。急に暑くなったので、麺類では新商品を中心に売り上げが急激に伸びました」

統計史上最も早い梅雨明け。暑さの影響は、今年は例年以上に長く続きそうです。