参議院議員選挙が3日公示され、17日間に及ぶ選挙戦がスタートしました。大分選挙区には合わせて5人が立候補し、いずれの候補者も大票田となる大分市で第一声を上げました。

大分選挙区に立候補しているのは届け出順に、
白坂亜紀さん(58)・自民・現
野中しんすけさん(38)・参政・新
安倍正雄さん(46)・諸派・新
二宮大造さん(54)・諸派・新
吉田忠智さん(69)・立憲・元 の合わせて5人です。

自民・現職の白坂亜紀さんは、県選出の国会議員や地方議員の組織を基盤に選挙戦に臨んでいて、公明党から推薦を受けています。出陣式ではおよそ600人の支持者を前に、地方創生や女性活躍の実現を訴えました。

(白坂亜紀候補)「私は大分が大好きです。大好きな大分の未来のために、そして若い方々が将来に夢を持って希望をもって暮らしていける大分県になっていくように全力で頑張ってまいります」

「世界情勢が大変不安定ですけれども、日本の平和を守っていくこと。そのために政治の力が必要だということを訴えていきたい」

前回の参院補欠選挙で341票差で敗れた立憲・元職の吉田忠智さん。出陣式ではおよそ300人が集まる中、「生活応援」を柱に食料品の消費税ゼロなどを政策に掲げ、議席奪還を誓っています。

(吉田忠智候補)「何としてもこの選挙戦い抜いて、衆議院に続いて参議院でも大分選挙区で勝って与野党逆転ののろしを上げていきたい」

「賃金引き上げの好循環を作っていくこと。食料品の消費税ゼロを訴え、実現したいと思います」

2024年の衆院選に続き、国政挑戦となる参政・新人の野中しんすけさんは、およそ30人の支援者らを前に大分市で第一声をあげました。政治を日本人ファーストに変えていくと訴え、「減税」を重点政策に位置づけています。

(野中しんすけ候補)「党員の思いをしっかりと受け止めて、県民のみなさんの声をしっかりと受け止めて、日本をよくしてほしいと。今の政治にしっかりとメスを入れてほしいという声を、私たち参政党が代弁者となって訴えてまります」

「減税ということを訴えていきたいと思っています。積極的にお金を使っていきながら、内需を回すということは、昨年もお伝えしてたんですが、今回も同じように訴えていきたい」

政治団体、NHK党新人の二宮大造さんは、スマートフォンで動画撮影をしながら第一声をあげました。NHK受信料の見直しや、国民1人当たりに毎月10万円を支給する制度の導入を政策に掲げています。

(二宮大造候補)「朝から晩まで働いている方が普通の生活ができるようにしたいと思います」

「毎月一律10万円を支給するベーシックインカムを目指しています。低賃金に対しては行うべき政策だと思います」

政治団体「日本誠真会」新人の安倍正雄さんは、明治憲法の復元を強く訴えています。また、エネルギーや食糧の自給体制の確立などを主張し、街頭やSNSで発信しています。

(安倍正雄候補)「日本国憲法は憲法ではない。この事実を認めなければ戦後日本の立て直しはできない。根本原因を取り除いて日本を元に戻す」

「日本国憲法は日本にあわない。これを取り除くことが肝要だと思います。朝から晩まで馬車馬のように働いてがんばります」

参議院選挙は4日から期日前投票が始まり、7月20日に投票と開票が行われます。