3日公示された参議院選挙では、当選する意思のない候補者が他の候補者を応援する、いわゆる「2馬力選挙」を防止するための宣誓書の提出が、国政選挙で初めて、鳥取島根合区選挙区で行われました。

自らの当選を目的として候補者となることを誓う宣誓書は、いわゆる「2馬力選挙」が問題となる中、鳥取県選挙管理委員会が独自に考案し、今年5月に行われた県議会議員の補欠選挙で初めて導入されました。

そして、合区の鳥取島根選挙区で行われる今回の参議院選挙では、鳥取と島根の合同選挙管理委員会が、国政選挙では初めて提出を求めました。

けさ、鳥取県庁で行われた立候補の届け出では、午前10時までに国民民主党、自民党、共産党、参政党、政治団体NHK党のあわせて5陣営が立候補の届け出を行いましたが、BSSの取材に対し5人の陣営全員が、宣誓書を提出したと答えました。

ただ、この宣誓書は公職選挙法に規定された提出書類ではなく、鳥取県では、実効性を持たせるべく、「宣誓書」の提出を法律上の義務とするよう国に要望しています。