パリ市民「冷凍庫に入りたい」 温暖化で偏西風に変化?

一方、大雨の原因となっているこの暑さ。

2日、大分県日田市では最高気温が37度まで上がり、高知県四万十市では37.3度と、体温超えの気温となりました。

街の人(高知県四万十市)
「サウナみたいですね」

宮崎県えびの市では37.6度を観測。7月の観測史上、最も暑くなりました。

記録的な暑さは世界各地でも。

記者
「パリ市内の午後2時ごろですが、手元の温度計は44.4度になっています」

パリ市民
「冷蔵庫…いや、冷凍庫に入りたい気分」

1日、パリを含む地域には「命が危険にさらされる」として、最高レベルの「熱波警報」が5年ぶりに発表され、全国約2200の学校が休校になりました。

また、観光名所のエッフェル塔も最上階が閉鎖に。

フィンランドからの観光客
「残念ですが、この暑さでは仕方ないですね。なぜ登れないのか理解できます」

スペイン南部で6月28日に46度を観測し、イタリアのローマでは連日、最高気温が40度近くになっています。

ヨーロッパ各地に置かれている給水スポットでは、人間も犬もカモメも水分補給。

ヨーロッパ、そして日本で、なぜここまで気温が上がっているのか。要因となっているのは「偏西風の動き」です。

気象予報士 與猶茉穂さん
「(偏西風は)通常でも蛇行しているが、2025年は平年よりも蛇行が強い。日本付近とヨーロッパ付近は高気圧、暖かい空気に覆われて異常な高温になっている状況。地球温暖化の影響も大きくあると考えられる」

日本では3日も、西日本を中心に猛暑日となりそうで、熱中症に警戒が必要です。