熱中症最も多いのは家の中

こちらは、全国で熱中症によって救急搬送者された1週間ごとの数です。
6月の中旬ごろまでは1000人前後でしたが、後半に入った途端、一気におよそ9倍に増加しました。
そしてどこで熱中症になったのかを見るとおよそ4割が住居、家の中でした。
家の中での熱中症は去年1年間でも最も多く、5年続けて最多となっています。
一体、なぜなのでしょうか?

北九州市立八幡病院 伊藤重彦 名誉院長
「搬送されている方の多くがやはりご高齢の方で、家の中でエアコンをつけていない状態で救急搬送される方は非常に重症の方も多いです。ですからやっぱり扇風機とかエアコンをつけたり消したり、常時つけてない、そういう方が大丈夫だろうというお気持ちで、湿度の高い中でそういうものを使われてない場合は、搬送される場合が多いと」