3日に公示される参議院議員選挙についてです。固いイメージを打ち破る「啓発キャンペーンソング」が完成しました。作詞・作曲に力を貸したのは人工知能『生成AI』です。
県選挙管理委員会は1日、参院選の啓発キャンペーンソングを発表しました。県選管の職員は楽曲を制作するさい、作詞に「ChatGPT」、作曲に「Suno」という2種類の生成AIソフトを駆使しました。
タイトルは、選挙がいまの暮らしや未来を決めるというメッセージを込めた『私の選択』です。
県選管(啓発ソング担当者) 畠山裕太さん
「有名な作詞家という前提を与えて、この夏に行われる参院選で投票率が低い青森県で、高校生や若者が選挙へ行きたくなるような歌詞を作ってくださいと指示を出しています」
AIの力を借りれば作曲は1曲につき3分程度ですみ、曲調も自在に変えることができたといいます。そこで、今回はなんとJPOP・ロック・ジャズと3つのバージョンを用意しました。
選挙で投票することに親しんでもらおうと、この3つのバージョンからお気に入りの1曲をネットで投票してもらい、7月18日に結果を発表する予定です。
県選管 平尾悠樹 事務局長
「いままで通りの選挙啓発を若者向けにやっても正直スルーされる。(去年も)衆院選どうでした?と聞いても『やっているのを気が付きませんでした』や『終わった日のニュースで知りました』と、ちょっとでも響かないといけないと」
県選管は、この楽曲を高校の昼休みの校内放送や街頭での啓発活動などで流してもらい、選挙の固いイメージを変えたいとしています。