福岡県の田川市と大任町に出された情報公開請求の内容が、当時総務大臣を務めていた武田良太氏の秘書に漏れた問題。
武田元総務大臣の秘書の男性が裁判で、情報公開を請求した記者に対し、請求を取り下げるよう要求したことを認めた。
「やめてほしい(と言った)」「記事に載るのは避けたかった」などと証言した。
情報公開は総務省の所管。武田良太氏は当時、情報公開を推進する立場だった。
ネットメディア記者が情報公開請求→翌日、武田元総務大臣の秘書から電話

ことの発端は2021年6月14日。ネットメディア「ハンター」の記者が、福岡県大任町と田川市に対し、公共事業「ごみ処理施設」や「道の駅」などについて施工体系図や業者の選定が分かる文書などの公開を求め、情報の開示請求を行った。
記者によると、その翌日の15日、当時総務大臣を務めていた武田良太氏の秘書から記者の携帯電話に電話がかかってきた。

武田良太元総務大臣の秘書
「うちの選挙区の大任町とかに情報開示請求してます?田川も大任も大体もううちの応援をしていただいる関係もあるんで」
「それはビビリますよ。こんな情報開示請求きたら」
記者
「大臣が気にしているわけじゃないんでしょう?」
武田良太元総務大臣の秘書
「気にしていますよ」














