「魚のブランド化」に挑む!

北川さんが挑んでいるのが、「魚のブランド化」です。ここ数年、日間賀島周辺で捕れるようになったサワラの中でも、特に脂が乗ったものを「雪鰆」(ゆきざわら)として商標登録しました。旬は10月から年明けの1月まででインターネットで販売しています。

(北川琳都さん)
「どんどん島が衰退しているのが現状。自分の魚を通して日間賀島を知ってもらえるようにしたい」

この日の漁は父と2人で「イサキ」を狙います。いずれは「イサキ」もブランド化を考えています。

約900メートルの網を海底に沈めて魚をひっかけてとる刺し網漁です。

(北川琳都さん)
「きょうは全然だめ。網も汚れていたし、海がおかしい」

海の汚れで白い網が緑色に変色、網の存在を魚が気付き、とれないのだと言います。それでも網にかかったのは、高級魚のホウボウ。

この道45年以上の父親は…

(父 北川林さん 61歳)
「(昔と比べて)ホウボウは全然取れなくなった。(海は)昔と変わっている」