最新のプーチン大統領の支持率は実に83%だ。一般に戦時下は国民が一体化するため高い支持率を集める。しかし、私たちが日々得ているウクライナ情勢がロシア国民に伝わっていれば、支持率は違う結果になっているのではないだろうか。 今回はロシアのメディアでは決して報じられないロシア兵の実態をひもとく。 ロシア軍内部では今何が起こっているのか?

■「ロシア軍は味方を置いて逃げていった」

番組では4回目の停戦交渉の翌日、日本時間3月30日の夜、ウクライナ国家親衛隊、アゾフ連隊の上官に直接インタビューし、敵であるロシア兵の実情を聞いた。

ウクライナ国家親衛隊所属 アゾフ連隊 マクシム・ソリン司令官
「ハルキウ周辺で30人近いロシア兵を捕虜にした。ほとんどの兵士は抵抗せずに武器を置いた。今朝キーウ周辺で後退するロシア軍は味方を置いて逃げていった。捕虜は若い人が多く、本当に経験を待たない新人ばかりだ。(元々はウクライナ領内の)ルハンシク・ドネツクで徴集された士気の低い人も派遣されている。そういう人はすぐに団体で降伏する」

このインタビューを録ったのはロシア軍がキーウ周辺の攻撃を縮小すると発表した1日後。しかし後ろからは銃声が響いた。だが司令官は、これが日常だと微笑み交じりで語り、現在ロシア軍が攻勢を強めている東南部マリウポリでの戦いについて語ってくれた。

ウクライナ国家親衛隊所属 アゾフ連隊 マクシム・ソリン司令官
「マリウポリ市内では想像を絶する努力で、本当の英雄といえる3000人くらいで戦い続けている。敵は人数、装甲車、戦車など数十倍規模の戦力で空と海を制圧しているにもかかわらずに・・・」