費用は4分の1 ガソリン代や維持費も安い

山間部などで威力を発揮する「ミニ救急車」。

導入費用はおよそ700万円で一般の救急車と比べるとその費用は4分の1から5分の1程度。さらにガソリン代や維持費も安く済みます。

最大7人乗れる救急車 ミニ救急車は4人

ただ、肝心の設備はどうなのでしょうか。2台を並べて比べてみました。

まず、目を引くのが大きさの違い。一般の救急車の中にすっぽりと収まりそうなほどコンパクトです。

一般の救急車の中

RKB 馬場遼之介記者
「一般の救急車は、中にスペースがあり、作業を行えます」

一般の救急車の中

一般的な救急車の中には患者を運ぶストレッチャーと座席の間にスペースがあり最大7人が乗れるほか吸引機などの設備は横の収納に入っています。

ミニ救急車の中

一方、ミニ救急車にはこうしたスペースがほとんどありません。

ミニ救急車の中

馬場遼之介記者
「ストレッチャーの下や座席の後ろを有効活用しています」

ミニ救急車の中

座席の後ろに酸素ボンベ横に吸引機を収納するなどして、救命士3人と患者1人の乗車を可能にしています。患者に付き添う家族が乗るスペースはありません。

姫野病院 救急救命士 永田光宙さん
「大体は、姫野病院で保有する普通の救急車と変わらない程度に設備の方は整っております。心電図モニターと吸引器、あと酸素ボンベも入ってます」