老人ホームから救急要請

取材をしていたこの日、筑後市にある老人ホームから救急要請が入りました。

患者は発熱した90代男性。田んぼに囲まれた、道が狭い場所にあるため、「ミニ救急車」で出動です。

水路の脇の少し狭い道も難なく走行。男性を乗せ老人ホームから病院まで搬送しました。

消防署から「負担軽減される」という声も

主に軽症から中等症の患者を受け入れる姫野病院。普通の救急車2台とミニ救急車1台で多い時では月に80件以上出動しています。

そのためひっ迫する救急医療の負担を軽減する効果も期待されています。

姫野亜紀裕 院長
「消防署から直接、「負担が軽減される」という声をいただくこともあるし、やっぱり軽症、中等症の人をうちが運ぶことで、本来の救急隊がやらなきゃいけない重症の患者さんの搬送に注力できるはずです」

今後も増加が予想される救急搬送。ミニ救急車という新たな取り組みが、地域医療を支える一助になっています。