盛岡市議会6月定例会は最終本会議が開かれ、食品の価格高騰に伴う介護施設などへの購入費用の支援を盛り込んだ一般会計補正予算案を含む、19の議案を可決しました。

30日の最終本会議では6億700万円あまりを増額する2025年度一般会計補正予算案など追加を含む19の議案が採決されました。
このうち補正予算案には物価高騰対策として、合わせておよそ1億4000万円が計上されていて、介護施設や老人ホーム、障がい者福祉施設を運営する法人の負担軽減を図るため、値上がりした食材費を支援するための合わせて6100万円余りが盛り込まれています。

市内でこども食堂を運営している団体に、高騰するコメの現物給付として81万円を計上しています。
児童扶養手当を受給するひとり親世帯に、1世帯あたり1万円の電子商品券を配布する支援事業におよそ2700万円が盛り込まれています。
対象は2000世帯余りで、子ども2人目以降は1人あたり3000円が加算されます。

30日の会議では、市が提案した議案19件全てが可決され、市議会6月定例会は閉会しました。