霧島山の新燃岳ではおととい27日に発生した噴火が現在も続いています。火山性地震も多い状態が続いていて、注意が必要です。
気象台によりますと、新燃岳は27日午前10時25分に噴火し、丸二日以上経った現在も連続して噴火が続いています。
28日午後5時23分には、噴煙が火口から1600メートルの高さまで上がりました。

火山性地震は24日の845回をピークに減少していて、きょう29日は午後5時までに37回観測されました。
一方、地下のマグマの移動などを示す火山性微動は断続的に発生していて、引き続き注意が必要です。
30日午前9時までに噴火が発生した場合は、霧島市や伊佐市、姶良市、湧水町、さつま町で降灰が予想されています。
新燃岳は噴火警戒レベル3の「入山規制」が継続中で、気象台は火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石に、おおむね2キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。