これから迎えるお盆の時期を前に、青森県内各地のお盆文化の違いを学ぶ講座が、むつ市で開かれました。

この講座は県立郷土館の学芸員、増田公寧さんが講師となり県内各地のお盆の習わしの違いを解説しました。

講座の中で送り火や迎え火について、南部地方では故人が亡くなってから3回目までのお盆は48本のろうそくを立てて灯す「四十八灯籠」が行われていることや、津軽地方ではバケツでたき火を行う風習があることなどが挙げられました。

受講者
「(下北地方で)お墓にハマナスの実を飾るということにはびっくりしました」「今住んでる所と育った所が違うのでお盆のしきたりがだいぶ違うなというのがあって、やっぱり地域によって違いがあることがはっきりわかった」

また、会場となったむつ市の中央公民館では、各地のお盆の違いをまとめたパネル展も開かれていて、訪れた人たちがそれぞれの地域のお盆文化に理解を深めていました。