■「話しかけられないことを消していきたい」

そして、ファルークさんの家族たちも…

・ファルークさんの妹
「博物館でアイヌの勉強をしてきました」

・調査員
「学校で友達はできた?」


・ ファルークさんのいとこ
「学校で友達が10人ぐらいできました」

・いとこの友人
「かくれんぼやサッカー、バスケットをして遊んでいます」


言葉や文化の壁を乗り越え、日本社会に順応しようと努力しているのだ。

・ソバン・ファルークさん(5年在住) 
「日本人の視点から見ると、怖さというか、どんな人なのかなと、話しかけられないことを消していきたい。誰でも簡単に話せるように、ちゃんと話せるようにしたいと思っている」


もちろん努力しているのはファルーク家だけではない。

仕事を終えた江別市に住むほかの外国人たちも熱心に日本語を勉強。

・パキスタン人(2年在住)
「日本からドバイに車を売っています。今、日本語を少し覚えて、便利になりました」


・ミャンマー人(8年在住)
「僕は結婚していて、子どもが生まれたから、色々な日本語で調べないといけないことが多くなって、日本語を勉強しています」

■お互い安心して暮らしていけるように

思いがけない外国人住民の急増で、新たな局面を迎えた江別市。今後、増え続ける外国人に、どう対応していくつもりなのか?

・江別市 後藤好人市長
「今の少子高齢化、労働力不足を考えていくと、国の政策でやっているので、市が外国人政策を取る取らないにかかわらず、外国人住民は今後も増えていくと思う。お互い今までいた方々、入ってきた方々、これは国籍を問わずだと思ってる。きちんとルールを守って生活しなければならないし、お互い安心して暮らしていくためのルール作りは必要。ルールを知らせることも必要だと思っている」