夏の厄介者といえば蚊。いつの間にか刺され、かゆみに悩まされます。蚊が大量に発生する時期を迎える中、日本国内には、血を吸わないどころか、他の蚊の幼虫を食べる個体が存在するといいます。専門家に尋ねてみました。

一般的な蚊の約3倍の大きさとなるトワダオオカの標本(左)

サイズは一般的な蚊の約3倍。青みがかったキラキラとしたボディは、蚊らしからぬ美しさを感じさせます。この蚊の名前はトワダオオカ。頭からおしりまでの体長は約1センチで、日本最大級となります。

「ものすごく血を吸われそうですが、実はヒトの血を吸わない蚊なんです」