犯行へのきっかけは訓練への嫌悪感『帰宅途中の電車でふと思いついた』

弁護人「あなたとしては格闘訓練の指導員をすることの何が嫌だったんですか?」
水島被告「格闘技術がほぼ初心者ということもあって、苦手にしているのと、元々人の前に立って指導をしたり何かをしたりすることが苦手だったので、やりたくなかった」
弁護人「車両操縦訓練の何が嫌だったんですか?」
水島被告「まず、第一としては自身がそんなに運転が得意ではなく、苦手に感じていたこと、隣に上司が乗っているということで、あんまりミスをしている姿を見られたくなかった」
弁護人「今回嫌な仕事だったということですが、今までと同じように努力して、頑張れなかったんですか?」
水島被告「はい、完璧にできるイメージがつかめなかったです」
弁護人「あなたは仕事をする前に仕事を完璧にこなせるかをいちいち頭の中でシミレーションするんですか ?」
水島被告「はい、します。仕事として、業務としてやる以上完璧にこなすものだと思っているので」
そして、犯行の前日。楽しみにしていた映画鑑賞を終え、帰宅途中の電車の中でふと思いついたという。
水島被告「ふと現実に戻って、4日(翌日)から始まる仕事についてイメージができなかったので、かなり憂鬱な気持ちになっていました。そこから仕事をせずに済むにはどうしたらいいか?というのを考えるようになって、人を殺すことを思いつきました」