初公判で検察側「老人で殺害が容易と考え、決意した」

初公判が行われた6月11日。頭は丸刈り、スーツ姿で法廷に立った水島被告は、「公訴事実に間違いはありませんか?」と問われ「間違いありません」と答えた。

検察側は冒頭陳述で、「自衛隊の格闘訓練指導などが憂鬱で、逃げるための口実がほしかったため、京都市内を徘徊し、自宅アパートに帰宅中の被害者を発見。『老人であり殺害が容易である』と考え殺害を決意した」と指摘。

一方の弁護側は、被告が被害者を殺害したことや刑事責任能力があることは認めつつも、犯行時の被告の心理状況を踏まえ、殺意の“程度”を争う方針を示した。