区内全域禁煙の東京都千代田区…喫煙所の9割超を民間が運営

 その整備方法について大阪市が参考にしている都市がある。官公庁や多くの企業がオフィスを構える東京都千代田区だ。

 (東京都千代田区・地域振興部安全生活課 乙部冬子さん)
 「(Q千代田区での路上喫煙は?)現在は皇居を除く全域が禁煙になっています」

 千代田区では、2002年に一部区域で路上喫煙を禁止したのを皮切りに約7年かけて範囲を広げ、2010年には区内全域を禁煙にした。
 (東京都千代田区・地域振興部安全生活課 乙部冬子さん)
 「(Q今いる場所は大きな交差点ですが?)吸い終わったらペッと(捨てて)行っちゃうのが当たり前だったのが20年前。この辺もずっと吸い殻だらけでした」
 千代田区には公衆の喫煙所が現在74か所あるが、実はその9割以上は区が民間にお金を出して運営してもらっている。
 喫煙所を整備する初期費用については700万円を上限に区が全額を補助。さらに年間264万円を上限にテナント賃料の全額と清掃費用など諸経費の8割を負担している。