■MLB ロイヤルズ ー ドジャース(日本時間28日、カウフマン・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのロイヤルズ戦に“1番・DH”で出場し、1回の第1打席で2戦連発となる29号先頭打者本塁打を放った。

戦いの場はコロラド州から東へ、ミズーリ州カンザスシティでロイヤルズとの3連戦の初戦。相手先発のN.キャメロンに対し、カウント1-2と追い込まれると4球目のチェンジアップを振り抜き、打球は高々と舞い上がってライトスタンドへ。ブーイングを振り払い、飛距離130.7mの特大弾を叩き込んだ。先頭打者アーチは今季8本目。

本塁打ランキングでリーグトップを独走する大谷は、6月は7本目をマークし、2位のE.スアレス(33、ダイヤモンドバックス)に4本差をつけた。メジャー全体ではマリナーズのC.ローリー(28)が32本(試合前時点)と抜きん出ている。

5月は自己最多タイの15本放ち、6月は前半ペースダウンするも、直近5戦4発目で調子を上げてきた。今季チーム83試合目で29号に到達し、年56.6本ペース。96試合目で29号をマークした昨季より13試合早く、依然として昨季を上回るペースで推移し、オールスター前で早くも、5年連続の30号到達にあと1本と迫った。

そのオールスターゲーム・ファン投票の1次投票結果が前日に発表され、大谷がナ・リーグ最多得票(396万7668票)を獲得。5年連続5度目の球宴出場が決まり、本塁打キングがその存在感を示す一発を放った。