富山湾でクロマグロの遊漁が禁止されている期間中の今月13日、男女4人が複数の違反行為を行っていたことがわかりました。
水産庁によりますと、違反行為をしたのは富山県外から来た男女4人です。 4人は遊漁禁止期間中にもかかわらず、クロマグロ8匹を釣り、捕獲していました。その中には、年間を通して漁獲が禁止されている30kg未満の小型クロマグロも含まれていました。

国が定めるクロマグロ遊漁のルールでは、30キロ未満の小型魚は年間を通じて捕獲が禁止されているほか、捕獲は1人につきひと月1匹までと定められています(このルールは今年4月に「1日1匹」から改正されています)。
さらに、県ごとにひと月の総漁獲量に上限が設けられており、富山県では今月、この上限に達したため5日から遊漁が禁止されていました。

今月13日、クロマグロを陸揚げしているのを見つけた港湾関係者から海上保安部などを通じて水産庁に報告がありました。
4人はこれらのルールを認識していたということです。
富山県では平成30年(2018年)以降、クロマグロの資源回復のため漁獲量の規制を続けており、水産庁は改めてルールの確認と遵守を呼びかけています。
