富山市の奥田交番が襲撃され、警察官と警備員が殺害された事件から26日で7年となりました。法廷で何も語っていない被告に対し、警備員の妻は、「被告ととにかく話をしたい」と訴えます。

26日、事件発生時刻に現場で手を合わせたのは殺害された警備員、中村信一さんが当時勤めていた会社の社員です。

北陸綜合警備保障 小林弘幸さん
「私たちも悔やみきれないところがありますので、そういう気持ちは年月が経っても同じですね」

事件発生から7年、中村さんの妻は――

殺害された中村信一さんの妻
「7年だからこうとかは全くなくて、もうすぐ命日だなというだけのことなんですけど。事件当時、私よりも小さかった孫たちが、いまはもう私が見上げて話をしなきゃならないくらいの身長になったっていうのは目に見えて変化があったってことでしょうかね」

7年前の2018年6月26日。元自衛官の島津慧大被告(28)が富山市の奥田交番に押し入り、刃物で男性警察官を殺害。奪った拳銃で、近くの奥田小学校で警備の仕事をしていた中村さんを殺害しました。