小泉農林水産大臣は石川県輪島市を訪れ、備蓄米の販売状況を視察したほか、地元のコメ農家らと意見交換などを行いました。
小泉進次郎 農林水産大臣
「能登の被災地にも随意契約の備蓄米が届くということが、地域の皆さんの協力で繋がったというのは本当にうれしい」
コメの年間取り扱い量が少ない小売り事業者は、単独で「随意契約」を結べないため、石川県が主体となり団体を立ち上げ、共同で備蓄米を購入。小泉大臣はこの仕組みを通じて、備蓄米の販売を始めたコメ店を訪れ、「地域が少しでも前向きな方向に行くように期待している」と述べました。
その後、地元のコメの生産者らと意見交換しました。
なりわい再建を急ぐ生産者からは、備蓄米の放出や「ミニマムアクセス米」と呼ばれる無関税のコメの輸入前倒しによって、新米の価格に与える影響を懸念する声などが上がりました。
小泉進次郎 農林水産大臣
「国産米離れを防ぎたい。そのためには、いま備蓄米を2000円で流して、できる限り早く国民の皆さんやマーケットに対しても安定化をさせることをやっているということはご理解をいただきたい」
小泉大臣はこのように改めて強調した上で、「マーケットの水準が落ち着いた時に放出した分のコメを買い戻していく」と農家らに対し理解を求めました。
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