アメリカには「サマー・ミール・プログラム」という制度も
井上貴博キャスター:
物価高が続いている中で、お米の価格高騰も、もうダブルパンチのような状況で厳しさも増している。

慶應義塾大学 中室牧子教授:
そうですね。特に夏休みに入ってから2食とか1食になってしまうご家庭が増えてしまうっていうのは、すごく心配だなと思うんです。
学校があると給食があるんですけれど、「夏休み」になると、そういうわけにはいかないということなんだと思うんですね。
「子供食堂」とか「フードパントリー」みたいなところが、こういう子供たちを手助けしているんだと思いますが、これは全国で制度化されたものではありません。アメリカだと「サマー・ミール・プログラム」っていう国がやっているプログラムがあって、スポーツなどもやりながら、食事も提供している制度があります。
そういったものや、あとは就学援助みたいなものを夏休みの間だけ少し増額するような形で、国としての支援みたいなものをどうするか、考える必要があるんじゃないかなと思います。
井上キャスター:
国が予算をつけるってことですか。
慶應義塾大学 中室牧子教授:
そういうことです。
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<プロフィール>
中室牧子さん
教育経済学者 教育をデータで分析
著書「科学的根拠で子育て」