瀬戸内海に浮かぶ小さな島、大分県姫島村にオーストラリア出身の男性が営むコーヒーショップがあります。異国の風を運ぶ一杯のコーヒーが、村の人々との温かな交流を生み出しています。
「オージーカフェ姫島にようこそ!」
姫島村フェリー発着場のすぐそばにある小さなコーヒーショップ「オージーカフェ」。店を営むのは、2年前に島へ移住したオーストラリア出身のジョン・ウィドマーさんです。

ウィドマーさん:
「お客さんが来ると『あ、オーストラリアの人だ』と言われるんです。そうすると私が『そうですよ、オージービーフのオージーです。おじい(お爺)じゃないよ』と答えるんです」
瀬戸内海に浮かぶ姫島。村の人口は1687人で、このうち外国人はウィドマーさんを含めて3人しかいません。
ウィドマーさんのこだわりは、“オーストラリアスタイル”のコーヒーです。酸味が少なくコクのあるオーストラリア産のコーヒー豆を使用。「フラットホワイト」というオーストラリアでは定番のメニューも提供します。

エスプレッソにスチームミルクを加えた「フラットホワイト」は、カフェラテに比べてミルクが少なくすっきりとした味わいが特徴です。今では店の一番人気となっています。
ウィドマーさん:
「フラットホワイトはオーストラリアでとても人気があるコーヒーで、オーストラリア風のコーヒーを日本に紹介しようと思ったんです」