日本の原風景として多くの人を魅力する棚田。その棚田で作られた「お米」を観光資源として活用すべく、白鷹町では、11月9日、「あるメニュー」が発売されました。


店員:
「"棚田カレー"です」

11月9日から、山形県・白鷹町の「パレス松風(しょうふう)」で提供されている、その名も「棚田カレー」!

見た目のインパクトだけじゃない、町の、そして県の魅力が詰まったカレーなんです!それは・・・

店員:
「ことし白鷹で獲れた新米の棚田米です」

「棚田カレー」に使われるライスは、貴重な「棚田米(たなだまい)」!

こちらでは、棚田米の消費拡大のため、白鷹町の棚田で収穫された新米を使用しています。

そして、ライスを型に詰めていくのですが、この「型」が、また凄いんです!

ライスの型は、朝日町「椹平(くぬぎだいら)の棚田」の3Dデータをもとにリアルに表現されています!

県によりますと、全国にも「棚田カレー」と名のつくものは数あれど、ここまでリアルさを追求したのは、山形県が初めてだということです。

いよいよ、「棚田カレー」づくりも最終盤!

彩り豊かな白鷹産の秋野菜を添えて、仕上げにルーをよそっていくのですが、ここでちょっとしたポイントが・・・

料理長:
「できるだけ畔になっているところに垂らさないように盛り付けるのが気を使いますね」

「棚田カレー」は見た目も大事!料理長の表情も真剣です。

ついに、「棚田カレー」が完成!

カレーの味も気になるところですが、それよりも・・・

お客さん:
「どこから崩せば良い?」

どこから食べ始めるか、やっぱり悩みますよねぇ。

こちらの男性は、棚田を1枚1枚崩しながら・・・。一方、こちらの男性は、内側の畔になっている部分を崩し、ルーがライスの外側に溢れないようにしていました。

お客さん:
「すごくおいしかったです。お米がおいしくて、どんどんスプーンが進みました」

別のお客さん:
「きれいな”棚田”を崩しちゃうのは、ちょっともったいない気もしたが、おいしく食べられました」

「棚田カレー」は、「パレス松風」では11月30日まで、毎日15食のみの限定販売です。